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お位牌について

  • inaricho
  • 4月11日
  • 読了時間: 6分

日本では誰かが亡くなると日本式の葬儀が執り行われその後49日法要までの期間にお位牌を作るという習慣があります。現在ではそのすべてが簡略化されていますが、まだまだ多くの方がお位牌を作成されます。そもそもお位牌とは何なのでしょうか?GoogleやAI、有名仏具店の説明欄に載っていますのでそちらを御覧ください。現在の考え方ではお位牌は亡くなられた故人の代わりになるもの、手を合わせる対象物というところでしょうか。考え方は様々です。

あの世の世界ではお位牌が何かの代わりになっていたり、あの世での故人を表すものであったり、あの世での姿や衣装であったりこのお位牌にはどのような思いが込められているのでしょうか。


目次


1.お位牌とは(ChatGPTより)

 「お位牌(おいはい)」とは、主に仏教において、故人の戒名(かいみょう)や俗名、没年月日などを記して供   養するための木製の板(または札)のことです。位牌は、故人の霊を象徴するものとされ、仏壇の中に安置し   て、日々の供養や法要の際に手を合わせて祈る対象となります。

お位牌の基本情報:

  • 材質:主に木製(黒檀・紫檀・白木など)

  • 記されるもの

    • 戒名(仏教での死後の名前)

    • 俗名(生前の名前)

    • 没年月日

    • 享年(亡くなった時の年齢)

  • 種類

    • 白木位牌(通夜や葬儀の時に使う仮の位牌)

    • 本位牌(四十九日法要を機に仏壇に納める正式な位牌)


2.お位牌は必要なのか

 ChatGPTで調べると以下のような回答が

 お位牌の役割:

・1.故人の霊を祀るため:仏教では、位牌に故人の魂が宿ると考えられています。

・2.家族の祈りの対象:日々の供養や命日・お盆・お彼岸などにお祈りする。

・3.供養の証としての存在:遺族が故人を大切に思い、供養している証となるものです。


 と出てきます。1.2は宗教的なこと3の供養をしている証という表現は少し気になります。


3.御位牌の選び方

 そもそもお位牌は何を基準に選べばよいのでしょうか。種類や形、色、大きさ様々あります。

 お位牌を選ぶ際よく言われるのが大きさです。古いお位牌(ご先祖のお位牌)がある場合は、その大きさを超え  ない大きさで作ることといわれます。

 その他、形や材質、色などはお好きなものを選ばれてよいです。その時代によって様々な形や色のお位牌が作ら 

 れていますので、黒じゃなきゃいけないなんてことはありません。

 また宗派による形もございませんので自由にお選びいただけます。故人の好きだった色やイメージなどで決める

 お施主様もいらっしゃいます。黒が多いのは昔の塗料は漆を主としているため、漆しかなかったから漆は現代ま

 で残っている塗料なのです。今は様々な塗料がございますのでお位牌の色も黒以外がありカラフルになっていま

 す。塗り位牌以外にも唐木(黒檀や紫檀)などでできたもの、最近ではウォールナットやさくらなどでできたも

 のもございます。


4.お位牌はどこで作るのか

 ではお位牌はどこで作るのかどこに頼めばよいのでしょうか。いろいろなアプローチがあると思います。

 1-お寺様でお作りする

 2-お寺様の紹介の仏具店に依頼する

 3-葬儀後葬儀社からのアプローチがあり葬儀社に依頼する

 4-インターネットで注文する

 5-お施主様が仏具店に来店し依頼する

 以上があるのではないかと考えます。


 1-お寺様でお作りする

   葬儀後お寺様より49日法要までの準備などのお話されると思います。

   その際にお位牌(本位牌)の作成のお話も出るとお思われます。

   お寺でも作成出来ることをお伝えいただくお寺様もございます。

   お寺様は出入りの仏具店に依頼し四十九日法要までにお寺様に納品いたします。

   ■メリット

    信頼のおけるお寺様にご依頼が可能。間違いなどが少なく手間も省ける。

   

   ■デメリット

    金額は少々お高めかも。定価での販売が基本になるかと思われるためです。

    それ以上にメリットのほうが大きいかと思います。


 2ーお寺様の紹介の仏具店に依頼する

   お寺様より仏具店を紹介していただき、来店又はカタログ、インターネット等で依頼する。

   ■メリット

    お寺様のご紹介なので信頼のおける仏具店に依頼ができる。 

    お寺様のかってを理解しているので文字の仕様などアドバイスが出来る。

    ご来店の場合は実際に商品を比べられる。大きさなど色々なアドバイスが受けられる。


   ■デメリット

    特にないと思います。一番安心かもしれません。

    来店する場合は手間ぐらいでしょうか。


 3-葬儀後葬儀社からのアプローチがあり葬儀社に依頼する

   最近はこのパターンが一番多いのかもしれません。葬儀の簡略化により利益を取りたい葬儀社は位牌や

   お仏壇のセールスアプローチもすごいと思います。カタログや提携店の紹介でご遺族にアプローチして

   きます。ただ葬儀社は葬儀のプロであってお位牌や仏具仏壇のプロではありません。

   提携店への紹介ならまだしも、葬儀社自体がお位牌を作成すると様々なトラブルもあるのが事実です。

   大きさのトラブル、納期のトラブル、文字のトラブル様々です。

   ■メリット

    ほぼ丸投げができる

    葬儀料金に含まれている場合がある


   ■デメリット

    上記のようなトラブルが有る。

    文字入れはほぼ機械彫りか機械書き。


 4-インターネットで注文する

   インターネットショッピング、私もよく注文します。皆様も同じではないでしょうか?

   ただ失敗もあります。画像とイメージが違う、納期が間に合わない、入力がめんどくさいなど、

   ネットで注文することは簡単にできます。なんでも構わない、ネットの画像で問題ない、日本中の商品が

   見れて気に入ったものを注文したい。

   ■メリット

    とにかくたくさんの種類が見れる。

    金額が安い。5000円ぐらいから作れるみたいです。

    パソコンやスマホでチャチャッと注文できる。


   ■デメリット

    画像の商品とは違うものが届く。実際にあった話ですが画像の商品よりグレードが下の商品が届く

    一般の方が見分けのつかない商品で画像では判断しにくい。ネットで注文する場合はグレードが一番下

    の商品を頼むのが正解かと思います。

    といってもそんなにデメリットはないですね。勇気があれば大丈夫です。


  5-お施主様が仏具店に来店し依頼する

    お寺様のご紹介がなく仏具店を探すことはとても難しいことに思います。まずはどこに行ったらよいのか?

    インターネットで『地域名・仏具店』などで検索するとお思います。近所にある仏具店に行った見ようと

    思いますが、なんだか入りづらい。入ったら買わないといけないのか。勇気のある決断です。

    当店がある浅草通りには約500mにわたり仏具店が多数ごさいます。困ったときは是非浅草通りに足を

    運んで見てはいかがでしょうか。

    ■メリット

     仏具店はプロなので安心して依頼できる。

     数多くの商品が手にとって見れる。

     その他仏具や仏事のアドバイスがもらえる。わからないこと不安なこと聞きにくいことが気軽に相談

     出来る。

     かかりつけの仏具店が見つかる。一生に何回もあることではございませんが、信頼できる仏具店を

     見つけておけば安心ではないでしょうか。


    ■デメリット

     仏具店を見つける

     その仏具店が信頼のできる仏具店なのか

     不安しかない


お位牌を作ることは一生に何回もあることではございません。お亡くなりになった故人を想い、これから手を

合わせるお位牌を真心こめて誠意を持って金田商店ではお作りさせていただきております。



次回

5.お位牌は作り方

6.お位牌が出来上がったらどうしたらよいか

7.お位牌の祀り方

8.お位牌のメンテナンス

 
 
 

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